「え?まじで?」と一瞬止まるくらいの気づきこそが、新たな自分の第一歩
人間は、自分が全く知らないうちに、いろんな習慣や癖を身につけている。
その習慣や癖とは、私たちの中にある「固定された思考」も同じだ。
それはあまりにも自然に持ち続けているので、よっぽど強く意識したり、大きな出来事がない限り、そのことに気がつきにくい。
ただ、その固定された思考に問題があることも多いので、その問題を解決するためには、どうしてもそれに気がつきたいところ。
それに気がついた時に「え?まじで?」って感覚が訪れる。
クライアントとカウンセラーの合意により「その時に必要な気づき」が生まれている
しかし、実はこのことは、カウンセラーが理論で説明しようと、気づかせようと質問しても、お互いが許可する(意識的にも無意識的にも許可する)タイミングでないと発生しない。
別のカウンセラー・コーチ、ヒーラーなど、様々なセッションを受けてきた方が、私のところにきて1回のセッションで「はっ!」と気づくことも多い。
しかし、これは私がどうとかではなく、たまたまそのような場がそこにあったということであり、今まで受けてきたセッションも同様にその人にとっては必要な過程だったということ。
同時に私のセッションでも、1回で本来の自分に気づき、病気や症状をやめていく人もいれば、4回目で「え!まじ??」と、気づかれていく人もいる。
セッションの回数が少ないから良いとか、多いから良くないとはではない。
それはその人にとっても必要な過程であったのだろうし、私にも更なる工夫を教えてくれる大切な体験であっただけだろう。
お互いにとって、その時に必要な気づきがその時に起きたということである。
長い時間をかけて固定化された「思考」や「習慣」を変化させることに必要なものとは?!
私たちは、たとえ良い方向に向かっているとわかっていても、無意識は今までの思考や習慣を変化させることに抵抗しやすい。
長い時間をかけて固定化されたその思考や癖を1回のセッションで全て解消しようとするのは、結構な強い覚悟と強い自己信頼がいる。
世界的に有名な催眠療法家のミルトン・エリクソンでさえも、同じクライアントを10回以上もセッションしていることもざらにある。
それだけ私たちの習慣を自分で根本から解消していくことには丁寧な関わりが必要なのだろう。
そういう意味では、私のセッションを受けてくれた方々の可能性は本当にすごい。
一度で人生を激変させていく人もいれば、数回で人生を激変させていく人もいる。
それはその人の中で様々な体験を通して、全ての自分を受け入れる準備ができていたからであろう。
セッションを受けることに対するクライアントの前提が変化の鍵
私たちは、自分の前提に「誰かに何とかしてほしい」があると、いろいろな人のセッションを試したくなる。
でも、その前提には「信じられない何か」「他人に何とかしてほしい」があることに気がついているだろうか?
問題が発生している時には、その専門家に頼ることはとても良い選択になることも多い。
しかし、それを受ける自分の前提が「他人任せになっていないか?」「1回での結果だけ求め続けていないか?」を確認しておく必要がある。
そして、あくまでセッションでの結果は、他人が出すものではなく、自分が出すという点が大変重要である。
セッションはただの気づきの場であり、その気づきをその他の生活の中でどこまで広げられるのかが鍵である。
もしそこができなければ、できない理由があるだけで、またその原因を解消していけばいいだけなのだろう。