恋人を選んだ裏にある思いとは

 
私たちは、どうやって恋人や結婚相手を選ぶのでしょうか?

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現代では、自分が好きになった人を選ぶことが多いでしょうが、その”好き”という感覚の源は無意識に存在しています。

それなら、その”好き”という気持ちや勝手に引き寄せ合う源が存在している無意識には、一体何があるのでしょうか?

例えば、お母さんがお父さんをコントロールまたは抑圧する家庭に育った娘さんがいたとします。

その娘さんの無意識の中には、知らないうちに「男性はコントロールするべき存在だ」という思い込み(男性を変えなきゃいけない)が生まれ、変えたくなる男性(自分とは異なるタイプ)を恋人・結婚相手に選ぼうとしたりします。

逆に、お母さんがお父さんをコントロールしているのをみて、「私は男性をコントロールしたくない」という自分を選択し、誰かにコントロールされるという体験をすることもあります。

多くの方は、その両親から知らないうちに受けていた影響を知ることなく、相手を選び、その相手と自分との違いにイライラしたりしながらコントロールしようとします。

そういう中で、自分の中にある葛藤を手放すために出会ったという感覚に気づいて、その相手を大切にしていくこともできます。

逆に先に両親や周囲の影響を受けていた自分に気づき、自分の中にある葛藤を手放してから、純粋な自分の心の目で相手を選ぶこともできます。

このような自分の無意識の中にある葛藤に気づくためには、多少ハードな行動やトレーニングが必要だったりもします。

しかし、本当に葛藤のない世界に行けたのなら、相手を確信を持って選ぶことができるでしょう。または、今の相手がそのように変化しているように見えるでしょう。

ここまでは、ひとつの例としてわかりやすくするために、恋愛・結婚面に例えましたが、これは仕事の面でも人生の生き方という面でも同じです。

・自分が誰かの期待に応えようとしていなかったか?
・何かの欠乏感を満たそうとしていただけではないか?
・悩んできた今までと同じ生き方を繰り返していないか?
・人生は変えられないと無意識に思っていないか?

など、丁寧に自分に問いかけながら、自分の中にある葛藤や知らないうちに周囲から影響を受けていた自分に気づき、本来の自分を思い出すことも大切なのかもしれません。

ただ、恋愛・結婚でも仕事でも生き方でも、その時何を選択しても間違いなんてものはありません。

大切なのは、何を選択しても、自分が幸せになるためにただ起きているということに気づくことかもしれません。

自分をわかることが楽しいのではなく、自分をわかる過程が楽しいのだから

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