梯谷幸司氏から教わった、病気をやめる方法|はしがいこうじの弟子が徹底解説!

なぜ、病気を自分でやめられるのか

これまで、病気ができる仕組みについては、科学的にはっきりと解明されていません。しかし、近年、遺伝子の研究などが進み、感情や考え方が遺伝子の状態を変化させるなど、心と体の関係の解明がどんどん進んでいます。そして、書籍やネットでちょっと調べるだけで、治らないとされた病気から回復した人がたくさんいます。

これまでの医学と病気との関わりとしては、治らないとされた病気(末期癌や難病)などが完全寛解した奇跡的な事例は、科学的根拠となる研究対象から除外されてきました。そのため、なぜ、その人たちが奇跡的に完全回復されたのかの全貌が解明がされないまま、それどころか焦点すら当たらないまま、なかったことのように科学と医学の関係は進んできました。しかし、実際はこのような奇跡的な回復を示す事例にこそ、私たちが「病気とどのように関わるべきか」という本質的かつ重要な情報が詰まっているように思います。

ここからは、「なぜ、自分で病気をやめることができるのか?」について解説していきます。梯谷幸司氏は、書籍「本当の自分で出会えば病気は消えていく」でも語っている通り、「自ら創った病気なのだから、自分でやめることができる」ことを提唱しています。そして、実際に僕個人も梯谷幸司氏から心理技術を学び、実践し、様々な奇跡的回復をされる方を目の当たりにしてきました。

ここでいう本当の自分に出会えば、病気が消えていくという本当の自分とは何か?ここがひとつのキーワードですが、これを一言で表現することは難しいので、まずはなんとなくの感覚で捉えていただけたらと思います。ここでまずはご理解いただきたいのは、これまで自分だと思い込んできた「偽りの自分」に気づき、本当の自分に出会うということの大切さです

僕たちの潜在意識には、たくさんの思い込みが存在しています。そして、その思い込みは、事実であるかのように僕たちの信念となり、価値観となり、あらゆる選択を決める無意識の基準のようになっています。すべて潜在意識上で行っていることですので、自分ではなかなかこのことに気づきません。そのような思い込みが日常での感情やストレスを密接に関係しています。例えば、「遅刻することは最低だ」という信念があると、遅刻する同僚を見るとイライラしたりします。

それくらいだといいのですが、「私は愛されていない」「私はダメだ」「私には何か欠けている」「私は生きている意味のない無価値な存在だ」などの思い込みがあると、それが人生に大きく影響をします。前向きに考えたらいいとわかっているのに、なかなか前向きに考えることができないのは、このような思い込みが潜在意識の中にあって、それらがその思考をつくり、その思考を自分だと勘違いして、いつも自分を責めたり、自分で自分にストレスをかけていたりします。

そして、これらの自分への精神的な攻撃が自律神経を乱し、免疫力を低下させ、本来持つ自然に体のよくない状態から回復しようと働いてくれる自然治癒力の力を弱め、そのような時間を続けることで、ある日突然病気を発症するという流れが起きたりします。逆に病気の根本的な原因(潜在意識に存在している偽りの自分)を解放することができると、日常で感じる感覚が劇的に変わり、ストレスを感じていた感覚が感じなくなったり、自分のおかれている感情が不思議に変わっていったりもします。

潜在意識が変化するとなぜ現実が変化するのか?という部分については、「思考は現実化する」という書籍をはじめ、すでにトップアスリートも実践しているため、詳細は控えさせていただきますが、その他のブログや私のYouTubeなどで詳細に説明していたりもしますので、ご参考にされてください。

話を本題に戻しますが、この自分の日常で感じている感覚を変化されることで、体に起こる科学的な変化は証明されています。例えば、筑波大学の名誉教授だった村上和雄医師が生前に行った研究では、糖尿病患者に「糖尿病患者向けのセミナー」をした後に血糖を測定した値と、「吉本新喜劇」を見せた後に測定した血糖では、同じ食事、同じタイミングでも数値は明らかに変わったという報告があります。その他にも、環境が僕たちに人間の遺伝子の状態を変えることは明らかになっています(エピジェネティクスという学問を参考)。私たちは、みんなサーチュインという長寿遺伝子を持っていますが、その遺伝子があるからといって全員長生きするわけではありません。

その理由は、その遺伝子が活動状態オンの時と、不活性化オフの状態の時があるからです。つまり、遺伝子の存在が長生きや健康を決めているのではなく、遺伝子の状態が大きく関係しています。その遺伝子の状態を変える要素が環境だとする学問がエピジェネティクスです。ただ、私たち人間は複雑な思考・感情・脳メカニズムを持っているため、その環境から受ける影響はそれぞれで異なります。例えば、同じ職場でも楽しく仕事している人もいれば、ストレスを感じながら仕事をしている人はその環境から受ける影響は全く真逆に作用することになります。

つまり、環境が遺伝子の状態を変化させるという視点だけでなく、環境からどういう感情や感覚を受け取っているのかが健康と深く結びついているということです。この部分が自分で病気をやめることができるポイントです。自分が正しいと思い込んでいる思い込みや抑圧された感情で見えなくなっている本当の自分という感覚を解放してあげることで、生きている感覚を変わり、思考することが変わり、感じる感覚が変わり、体への反応を変えて、結果、免疫力、自然治癒力を元どおりに戻し、気づいたら自分で創り上げた病気を自分でやめることができるという仕組みです。

病気を自分でやめる人の共通点とは

アメリカのある女性医師が医学雑誌に目を通していたら、末期ガンから奇跡的に回復うした事例が1000件あったそうです。でも、その医学雑誌に掲載されている研究では、何かあったからこの患者がよくなったのかの明確な答えは書いていなかったそうです。疑問を感じたその医師がその事例の方々に直接会いにいき、「なぜ、あなたの病気がよくなったと思いますか?」「あなたは何に取り組んだのですか?」と確認したら、インタビューできた100人に共通していた9つの項目が見つかったそうです。この9つの項目を参考に僕たちが自分で病気をやめる方法へのヒントを掴んでいきましょう。

そして、その9項目のうち、なんと7つの項目が「心」と関係していたことを知った時は、私自身も衝撃を受けました。さて、これからその9つの項目について、実際にご紹介させていただきますね。

1.食事を抜本的に変えた

徹底的に糖質や乳製製品をやめ、野菜中心の食生活に変えたそうです、ここでは詳細は割愛させていただきます。ただ、このようなルールに縛られるあまり、自分自身を精神的に追い詰めてしまうと逆効果だったりしますので、食事を変えたくなるように専門家に学び、その感覚を掴んでいただけたほうがいいかもしれません。僕自身も日本抗加齢医学会認定指導士の資格を10年ほど前に取得し、すごく日本人の本質に根ざした食事のアドバイスもできますので、個人セッションなどを利用して、詳しく説明させていただくこともできます。

2.ハーブとサプリメントの力を使った

アメリカの研究なので、サプリメントを使っている人が多かったのかもしれませんが、ここでの本質は栄養状態を整えることに取り組んだということだと思います。日本人でいうと野草や発酵食品や発酵性食品(腸内で微生物の餌となる食物繊維など)の力を借りるといいのかもしれません。

3.治療法は自分で決めた

このことはとても重要な要素です。僕たちはピンチな時こそ、誰かにすべてを委ねたくなります。もちろん、専門家の力を借りることは大切ですが、すべての専門家に頼ると自分自身の力を(潜在意識の前提として)見失うことなります。病気を治すのは、医者でも専門家でもなく、あくまで自分自身ですから、ピンチな時こそ自分の力を信じる必要があります。誰かの考えや治療法を鵜呑みにするのではなく、自分にとって何に取り組むべきか、自分の力を信じて、誠実に取り組んでみてください。自分の信じた分だけ、その世界を体験する力が強くなることは科学的にも証明されています。

4.直観に従った

直観というものは、「正しい考え」を超えています。よくなりたい気持ちが強ければ強いほど、自分は何に取り組むべきかという問いを自分自身に持つようになります。その自分への問いかけによって、直観が受け取りやすくなります。本来、僕たちの周りにはたくさんのヒントがやってきていますが、僕たち自身が心をひらいていなかったり、思い込みの世界に囚われていると可能性が隣にあっても、気づかないということが当たり前に起きています。
だからこそ、「あ!これをしたらいい気がする」「こうしたらいいんだ!」「あの人にあってみよう」などの直観を受け取ったら、その感覚を疑わずに実行に移してみてください。

5.抑圧された感情を解き放った

僕たちは、誰でも幼少期に辛い体験をしています。もちろん、体験そのものやその時に感じた感情はそれぞれ違います。しかし、感じたくない感情を経験したことのない人はいないはずです。その最も避けたい負の感情に対して、僕たちの無意識はどのような関わりをするかというと、その感情をなるべく感じないように、「〇〇だからしょうがない」と思い込んだり、誰かのせいにして、怒りのような違う感情に転換したり、なるべく感じなくて済むような戦略を無意識にとります。この無意識の戦略が、僕たちの性格の一部となり、自分でも気がつかないまま、感じたくない心の痛みを抑圧していたりします。

しかし、自分と向き合うことを丁寧に進めていくと、過去のその体験と向き合ってもいいと思える時がやってきたりします。その時にはじめて、抑圧していたことを認め、抑圧された感情はどのような気持ちだったのかを自分で認められたりします。「本当はこれが嫌だった」「本当はこれが悲しかった」「本当はこんなことを望んでいた」という心の内側の気持ちに気づければ、抑圧された感情は解放に向かいます。

6.より前向きに生きた

このテーマは、とても誤解されやすい部分かもしれません。どういう部分が誤解されやすいかを端的にお伝えさせていただくと、「本当に前向きに生きている状態」と「前向きになろうと頑張っている状態」は、違うこということです。誰もが前向きでいることは大切なことだとわかっていますが、前向き風な状態を前向きだと勘違いしていることが案外多いです。
本当に前向きな状態は、無理矢理ポジティブになろうとするのとは真逆な感覚です。ポジティブになろうとする気持ちの背後には、「このままではいけない」という自分が感じたことをダメだとする考えが隠れています。仮に、ネガティブなことを感じたとしても、「ネガティブに感じてはダメ・・」ということではなく、「ネガティブな気持ちになってもいいじゃん」くらいなほうが、心は安定しているはずです。

また、僕たちは物質的な世界(目に見えるもの)に固執しすぎると、仮に現実がうまくいっていないように見える時に、大きく感情が揺さぶられてしまいます。そして、私たちの「前向き」という目に見えないものは、実は「絶対的な信頼」や「絶対的な安心感」という感じが掴めさえすれば、自然に前向きな状態になります。
頑張って思考をポジティブにしようとするのではなく、どうやって自分の中にある絶対的安心領域と繋がろうか。というほうが適切かもしれません。いろいろと複雑なことを述べてしまいましたが、まとめすると無理に前向きになろうということではなく、自然に前向きな考えになるような感じを大切にしようということです。

7.周囲の人の支えを受け入れた


病気を患うと「家族に心配かけたくない」「家族に迷惑かけたくない」と一人で抱え込んでしまう人がいます。しかし、末期癌から完全に回復された人たちは共通して、周囲の支えを受け入れていました。それだけ周囲の人を信頼していたということもいえますし、自分の弱さも受け入れていたということになります。もちろん、これまで強がってきていたとしたら、弱みを見せることや何かを頼ることさえ、心の抵抗心がでてくるはずです。

しかし、本当は強い自分を認めてもらうよりも、「弱さを含めて、ありのままの自分でいい」と自分で認められたら、心がまたひとつ解放されるはずです。もし、仮にどうしても支えを受け入れたくないという抵抗心が消えない時は、無意識の中で何かと闘っている状態かもしれません。それには、何か許せないと感じている過去があるかもしれません。その場合は、まずはそれをゆるすことに取り組んだ後のほうがスムーズに周囲の支えを受け入れやすくなったりすることもあります。

8.自分の魂と深くつながった

ここはすごく重要なテーマです。魂とは心の最も奥にある純粋な自分だと理解してください。僕たちは、いろいろな思い込みや自己イメージなどを持ち、本当の気持ちが何なのか、自分で自分がわからない状態に陥っていたりします。しかし、丁寧に過去と向き合い、「なぜあの時、あんな気持ちになったの?」「本当は何が嫌だったの?」「本当は何を望んでいるの?」ということに気づけると、どんどん自分という存在が何者かがわかってきます。
しかし、僕たちはいつの間にか「偽りの自分(エゴ)」という仮面を被り、自分でも気づいていない状態に陥っています。そのため、まずは丁寧に何がエゴで何が本当の気持ちなのかをわけていくことも本当の自分という感覚を受け取ることを助けてくれます。どちらにしても、魂という最も深くにある純粋な自分と繋がれば、「本当はこういう人生がいい」「このために生まれてきたんだ」「自分の人生の目的はこれだ」ということがわかるようになります。

9.「どうしても生きたい理由」を持っていた

病気になりたくてなる人はいないって思いますよね。でも、潜在意識上では病気になりたいと思っていることがあります。例えばですが、幼い時に病気になった時だけ親が構ってくれたという体験があるとします。すると、孤独感を感じはじめると、「体調を悪くしたほうが心配してくれる」「体調を悪くしたほうが他人にやさしくしてもらえる」と潜在意識の記憶としてはメリットを持っており、それを現実化してしまうことがあります。
もちろん、無意識の世界ですので、自分でもそのようなことは気づいていないことがほとんどです。しかし、このような時は、潜在的に「病気になるメリット」を持っていて、どうしても避けたい負の感情を避けるためには病気が必要だとなっているということです。それはどうしても生きたい理由とは反対のエネルギーです。つまり、どうしても生きたい理由を持つ前に、自分が病気で得ているメリットに気づけるとその後がやりやすくなることがあります。

また、どうしても生きたい理由というものは、言い方を変えると「これをやるまで死ねない」という感覚であり、人生の目的、叶えないことを明確にわかる状態になれば、病気を続けるよりも生きたい!というほうが、優先順位が高くなり、病気が自然に消えていくルートに乗ったりします。

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