なぜ、癌をカウンセリングで消していく方が続出しているのか?

国民病とも言われるガン・・・

2016年に新たにガンと診断される人の数がはじめて100万人を超えると国立がん研究センターが予測を発表した。

そのうち、亡くなる人の年間数も、37万4000人となり、その数は年々増加し過去最高を記録している。

そんな中、奇跡的に末期ガンを治した人などが本を書いたり、講演したりと新たな可能性を示してくれている。

また、末期ガンを治した方々がグループとして集まって活動していたりもする。

「好きなことをしていたらガンが消えた!」
「心理療法でガンが消えた!」
「食事をしてガンが治った!」
「抗がん剤をしてガンが治った!」
「放射線をしてガンが治った!」

など、ガンを治した人はひとつの方法でガンを治しているわけではない。

ただ、末期ガンに絞って考えていくと、あるひとつの共通点がある。

それは、それをするとガンが治ると本気で純粋に信じていたということである。

そこに、ガンをカウンセリングで消していく人が続出しているヒントが隠れている。

うちはガン家系だから・・の嘘

「うちはガン家系だから」と心配する言葉を耳にしたことはないだろうか?

しかし、そのガン家系と呼ばれる家族の中に全くガンにならずに人生を過ごす方もいる。

また、私たちは全員、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を持っている。

その長寿になるための遺伝子を持っているにも関わらず、ガンになって短い寿命で亡くなってしまう方もいれば、ガンなどの病気にならずに長生きな人もいる。

また、一卵性双生児(双子)の遺伝子は、ほぼ同じ(99.9%以上)と言われているが、

同じ遺伝子を持っていながらも、ひとりが若々しく、もうひとりが老けて年を重ねることがあるということはとても興味深い。

このように、家系の遺伝、全員が持つ長寿遺伝子、双子のほぼ同じ遺伝子など、同じものがあるにもかかわらず、同じような人生を送ることがないという矛盾は、一体なぜ起こるのだろうか?

それは、遺伝子の存在が健康や寿命を決めているわけではないからである。

健康を決定しているのは遺伝子の存在ではなく遺伝子の状態である。

近年、遺伝子の働きについての研究が進み、遺伝子は後天的な要因によって影響を受けることがわかってきた。

そして、遺伝子は、スイッチがオンしている(活性化している)状態なのか、オフしている(不活性な)状態なのかによって、体に対する働きが全く異なることも解明されてきた。

もし、あなたの中の長寿遺伝子がオンしていれば(活性化していれば)、ガンなどの病気にならずに、長生きする可能性が高まるということである。

しかし、「一体誰がその遺伝子のスイッチをオンしたり、オフしたりしているのだろうか?」

遺伝子のスイッチを切り替える役割を担っているのは

その遺伝子のスイッチをオンしたり、オフにしたりしている大きな役割を担っているのは「環境」である。

大気汚染の質と量、喫煙or禁煙、食べる量と質(糖質・脂質の取りすぎ)、運動も含めて、出来事すべてが環境の一部であり、そのことを理解して健康になるために様々な取り組みが行われている。

しかし、短絡的に「環境が大事なんだ!」と解釈するだけで本当にガンにならない体、健康な体になれるのだろうか?

”意識”、”大切にしている価値観”、”思考の癖”、”過去の体験”、”性格”、”欲望”など、ひとりとして同じ人はいないというところに注目してみることも必要である。

人間は同じ環境にいても、その違いによって、それぞれ全く違った反応を起こしている。

日々のカウンセリングでも痛感するのが、その人の持っている色眼鏡を使って、起きている現象(世界)を認識しているところであり、出来事への反応がそれぞれ違う。

実は、その出来事や外部の刺激という環境を、「自分がどう捉えたのか?」が遺伝子に影響を与えるのである。

環境(出来事)の捉え方を変化させるカウンセリング

2003年にヒトゲノムはすべて解読されたが、遺伝子の働きについてはわずか2%程度しか解明されていない。

そんな中、筑波大学の名誉教授の村上和雄先生は、その98%の眠っている遺伝子をどうすれば目覚めさせることができるのか?「”笑い”が遺伝子にどのような影響を及ぼすのか?」について研究を進め、成果として大きな可能性を発表してくれている。

もちろん、私たちが感じる感情は、楽しい(笑い)だけではなく、幸福感、満たされている感覚、充実感、自分らしく生きる喜び、愛せる喜び、認められている喜びなどいくつもある。

その自分にとって心地よい感情や体験をどうやって味わえるのか?について、潜在意識の調整を含めて、真剣に関わっているのが、この病気をやめる・やめさせるカウンセリングの特徴である。遺伝子に影響を与えるとされている「環境の捉え方」自体に直接アプローチすることで、“笑い”に象徴された『感情を発生させるメカニズム』に変化を促すことができる。

ガンの原因はどこにあるのか?

先にも述べたが、何かの出来事(という環境)を、ネガティブに捉えるのか、ポジティブに捉えるのかという「捉え方」によって身体(遺伝子や細胞や免疫力)に与える影響は全く異なる。

よく、「マイナス思考はだめ」とか「体に悪影響がある」などといわれるが、「なぜ、その方がネガティブに捉えてしまったのか?」という根本的な原因を特定し、解消することが重要である。

出来事に対して、ネガティブに反応するのか、ポジティブに反応するのかは意識的にではなく無意識的に行われる。

だとしたら、ネガティブに反応してしまう原因は、無意識つまり潜在意識に存在するのである。

潜在意識にその反応を起こす源が存在するなら、潜在意識は何なのか?がわかることが重要だろう。

では、潜在意識とは、一体何なのか?

一言でいうならば、それは「過去の体験に基づく自分の解釈の集合体」である。

人間は、過去の体験から、ある思い込みを持つ。

例えば、テストの点数が低かったことで母親に繰り返し、「あんたは何で○○君のようにできないの!なんでいつもダメな点数ばかりとってくるの!」と怒られていたら、「私はダメな人間だ」と思い込むこともある。

その一度持った思い込みは、無意識的にその証拠を集めようとし、様々な体験から「私はダメな人間だ」という解釈を繰り返していく。

そして、それが長い年月無意識下に蓄積されて、その思い込みを前提にあらゆる物事を判断するようになったりする。同じ環境であったとしても、その前提による判断によって「私はダメな人間だ」と捉えやすくなっているということである。だからこそそう捉えている集合体である潜在意識を変化させることが遺伝子への影響を変化させることにつながっていく。

 

過去は変えられないが、過去の解釈は変えられる。

カウンセリングでも、よく「過去はどうせ変えられない」と言われることがあり、最初はそう思うのは当たり前だろう。

しかし、そんな方も今に影響している過去の体験の解釈をどんどん変え、意識、行動が変化し、病気を心配していた状態から、自分らしく生きる健康な状態に変化していく。

過去に起きた出来事は変えられないが、自分の体に悪さをしないような意味付けには、自由に変えることができる

それも、人間がどうやって記憶を脳に保存しているのかがわかるからこそ、心の奥にある「癌になるような記憶」(仮の自分としての記憶)を解消することが可能になる。

ガンの部位と心の関係

乳ガンは、右側がお父さんとの関係で自分の女性性(甘えられないなど)を否定している時になりやすく、

左側は、お母さんとの関係で自分の女性性を否定している時になりやすい。

前立腺癌は、お父さんとの関係で自分の男性性を否定していたり、

卵巣・子宮は「男に勝たなければ・・」という思考で自分の女性性を否定していたりと、部位によって心の特徴がある程度傾向性が特定されてきている。

実際、カウンセリングでガンを消していく人がどんどん増えているのは、その背景となる心の中の未解決な部分(父や母とのわだかまりなど)を解消して、自分らしく生きることをはじめることや(親ではなく自分の人生を生きる)、日常の中で自分自身を信頼し、喜びを味わう時間が増えることで、免疫力を高めることにつながっているからである。

「がんが自然に治る生き方」(ケリー・ターナー著:プレジデント社)に、余命宣告された方が奇跡的に助かった方々100人にインタビューをして、100人全員がやっていた9つの項目が書かれている。

その書籍を読んでいただければわかるが、全員がやっていた9項目のうちの7項目は、すべて心のことだった。

確かに現代の医学の発展は目覚ましく、手術や薬といったこともとても有効な場合もある。
その一方で西洋医学が見落としてきた、末期ガンを根本的に治した例外的な事例が教えてくれているメッセージ(心へのアプローチ)も無駄にできないだろう。

そもそも、「なぜガンができてしまったのか?」「なぜ、私の免疫細胞はガン細胞をやっつけずに増殖を許したのか?」という根本的な原因を解消することも、今からのガン治療の重要なキーワードになるのかもしれない。

そして、何かの医療を否定することなく、西洋医学と東洋医学のいいとこ取りができ、患者さん本人が治療法を自由に選択できることで、納得して受ける医療がもうそこまで来ているのかもしれない。

そして、心からの本質的なアプローチをしたいなら、心の構造をわかり解消できる専門家にお願いするのも、とても有効だということを多くのカウンセリングを受けて病気をやめられた方々が教えてくれている。

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