なぜ、やりたいことが見つからないのか?

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執筆者:松木寛
セルフエンパワーメント・コーチ
統合医療カウンセラー
理学療法士・日本抗加齢医学会認定指導士・全米ヨガアライアンス養成学校講師

誰もが、誰かに愛されるために、認められるために、何かを頑張ってきた記憶があるだろう。
小さい頃は、お母さんに愛されるため・・だったり、お父さんに認めてもらうため・・だったりする。
その誰かに認められるためにやってきた行動や戦略は、人によって違うだろう。

例えば、「言いたいことを我慢する(自己主張をしない)」という形で表現する場合もあれば、「期待に応えるために頑張る(家事手伝いや勉強を頑張るなど)」という形で表現する場合もあれば、「逆に困らせて、それでも愛してくれるのかを確認する」という形で表現する場合もある。

その幼少期に無意識的に選択した両親に対してのコミュニケーション戦略(非言語を含めた戦略)は、大人になるに連れて、両親との関係だけでなく、友達や恋人にまで広がっていく。そして、自分でも気づかないうちに人生の全てにおいて、そういう戦略で他者との関係を進めていくことも多い。

人間関係を構築する上で、そういう戦略をとってきたということは意識される場合もあるが、無意識に表現されていることも多い。そうやって無意識のうちに、自分の行動する上での基準が、「他人に認めてもらうため」などと、知らないうちに他人基準になっていたりする。

そのように意識することなく、他人に認めてもらうための戦略のひとつとして、自分の思いを発信することも、その思いに素直になることもしてこなかったとしたら、何が起きるだろう?
これが、やりたいこと・生きる目的が自分の中でなかなか見えてこない理由である。

例えば、海外に留学し、英語がある程度話せるようになっても、日本に戻り英語を使う機会が全くなくなると再び英語をほとんど忘れてしまう・・と同じように、自分のやりたいことを我慢してきたり、考えることをしてこなかったとしたら、自分のやりたいことを考えることができなくなっていく。要は人間は使わないとその機能を退化させていくのである。

そして、多くの場面で他人基準で生きていくと、自分で自分の人生に責任を取らなくていいため、問題を避けることができたりとそれなりにメリットもあったりする。他人基準で生きていて、頑張っても、頑張っても、認めてもらえないことが続いたりすると、「どうせ、私なんてわかってもらえない・・・」などと考え、わかってもらうためのアプローチを諦めてしまったりもする。

そして、その諦めこそが”うつ”などの精神的な病気に限らず、ガンを含めたあらゆる形で体に現れたりする。(もちろん、それ以外にも怒りや悲しみや罪悪感など病気と関係する感情はある)

そもそも、私たちは、何のためにわざわざわかってもらえない体験をする必要があったのだろうか?
そして、わざわざ何のために病気という表現方法を体験する必要があるのだろうか?
そこに気づき、その気づきが生きる目的と重なり、前に向かって進みだした時、誰もが病気ではいられなくなるから面白い。

特に、自分の思いをストレートに表現してきたという人は特に日本には多くはない。これまでの生きてきた中で、「自分は何がやりたいのか?」ということをストレートに表現してこないで、そもそも考える機会が少なかった方に、「あなたのやりたいことは何ですか?」「あなたは生きる目的は何ですか?」と聞いてもなかなか簡単には答えが導き出されないことが多い。

こういう時、どうやったら自分のやりたいこと、生きる目的が見い出せるのだろうか?
もちろん、個人セッションでもこのような状況を打破する(生きる目的を明確にして前に向かって進む)ために様々なことに取り組んでいく。

もうひとつ、自分でできることとして、どんなに簡単なことでもいいから、やりたいと思うことは片っ端からやってみてはどうだろうか。これを聞くと、「そんな小さなことをやったって意味がない」などと思う気持ちもわかるが、その小さなことでも、行動してはじめて新たな感覚や気づきを感じることができる。

さて、あなたの今この瞬間やりたいことは何だろう?
それを実行してみることからはじめてはいかがだろうか?

なぜなら、それこそが今を大事にするという大きな一歩だから。

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セルフエンパワーメント・コーチ 松木 寛(まつき・ひろし)
潜在意識を変化させ、問題の根本原因にアプローチをするセッションを行っています。
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