「自分を見失っているような気がする」
「私は何をしたらいいかわからない」
という相談を受けることもある。
自分を見失っている方のパターン
自分を見失っているという相談をされる方との会話からわかることは、
「○○しなければいけない」
「○○してはならない」
などの自分のルールを多く持ち、
「こうしたいのに、こうできない」
「こうしてはいけないのに、こうやってしまっている」という状態になってしまっていることも多い。
また、「これをしたいのにこんなことではダメだ」という発言も多く、
完璧でないと行動できないという想いも強い傾向がある。
そして、”動きたいのに、他人と比べて動けない”
”動きたいのに、問題が起きそうだからと考えて動けない”
’’動きたいのに、本当にこれが正解なのかと考えて動けない”
など”動きたくても動けない”という状況を自分で作り出している。
そして、他人に認められること、無理せずにできることなどを基準に日常を過ごし、
自分のやりたいことを見失っている。
やりたいことをやることが正解とは限らない
ここでは、別にやりたいことを全員がやる方がいいと言いたいわけでもなく、
安定したもの、常識的なこと、他人に認められることがよくないと言いたいわけでもない。
ただ、悩んで自分の本当にやりたいことを見つけたい、またはやりたい、行動したいという想いが強いのに
そこで止まってしまっている場合は、こういう思考パターンが足を引っ張る時もあると言いたいだけである。
本当にやりたいことに合った価値基準を持っているか
私のカウンセリングで本当にやりたいことがわからないという人には、
本人は本当に望んでいること、本人の無意識(潜在意識)が望んでいるものを引き出し、
最高水準の自分を思い出してもらい、本当にやりたいことを明確にすることもある。
そして、そういうパターンを持った方に、その本当にやりたいことに対して大切にしている価値基準(価値の優先順位)を確認いくこともあるが、
その想いとずれてしまっていることもあったりする。
そういう意味では、価値基準を整理するだけでも大切な発見をしてもらえることもあるが、
ここまでなら普通のコーチングやカウンセリングでもやることもあるだろう。
そして、「価値基準は、やっぱり大事だよねー」という人もいれば、
「価値基準なんて、はじめて整理した」という人もいる。
どちらにしても大切だが、私は、この価値基準にある3つのポイントをプラスする。
この3つのポイントをプラスするから、新たに設定した”価値基準”が自分の本当にやりたいことに対して、強烈に作用する。
そして、その価値基準も自分の理性という表面(顕在意識)が考えていたものではなく、心の奥(潜在意識)にある本当の自分が考えていたものを導き出すことが非常に重要である。
そして、3つの重要なポイントをプラスした本当の自分が導き出した価値基準は、人生において強烈に作用し始める。
私もこの価値基準に3つのポイントをプラスして設定した直後に、大型オファーが入る経験を何度もしている。
だからこそ、定期的に自分の考えている目標、本当にやりたいことに、その価値基準があっているのか、自分で自分をメンテナンスをする。
体のメンテナンスはしても、心のメンテナンスは?
人はなぜ、体のメンテナンスはするのに、心(潜在意識)をメンテナンスをしないのだろう。
心のメンテナンスをせずに、本当の自分を見失いながらの人生を選ぶこともできれば、
心のメンテナンスを定期的に行い、本当の自分を思い出し、イキイキと前進していくこともできる。
私は、定期的に心の奥にある潜在意識をメンテナンスして、セルフイメージと言われる自己認識をクリーニングし続けたいと思う。