セッション前の状態を教えてください
大学受験で浪人することになった子どもが部屋に引きこもり、ろくに食べもせず、話もせず、勉強机の下にもぐり丸まって一日過ごしていました。その後、ごく普通に予備校に通うようになってから、子どもがリストカットをしていることに気づきました。いつからしていたのかはわからりません。手首には無数の真っ赤な傷痕がありました。
そして、子どもが頻繁に体調を崩すようになりました。(嘔吐、頭痛、眼精疲労など)
その時には、もう私自身が心も体も安定しない子どもの面倒を見ることが苦痛になっていました。
元々、子どもが欲しかった訳じゃなく何で子どもを生んだのかと後悔していました。
一方で、そういう考えをする自分を責めたり、やはり、目の前で苦しんでいる娘を「何とかして助けてやりたい」と思うけれど、何をどうしたらいいのか、何から手をつけたらいいのか、全然、全くわからない状態でした。
セッション後の変化を教えてください
まず、自分自身のことをものすごく責めていたことに気づきました。また、自分自身の気持ちにふたをして、本当の気持ちにウソをついていたことにも気づきました。
何か楽しいこと、ラクになることをしてても罪悪感いっぱいで、全然楽しんでなかったことに気づき驚きました。
思えば、物心ついた子どもの頃から死にたくて、生きるのは楽しいことではなくて。ずーっと自分のことをダメなやつだと裁き続けていました。ダメな自分が恥ずかしくて、隠したくて。
同時に心の奥底で、自分でも気づかないうちに他人を見下し裁き、常に勝ち負けの世界にいました。
客観的にみて、今の私はとても恵まれているのに私自身が常に生きるのが苦しいのは、自分を裁き責め続けていることに由来するのかもと気づかされました。
セッション後の変化を教えてください。
子どもの状態が少しずつ落ち着いてきました。以前に比べて、心身ともに安定しているのがよくわかります。
基本的には明るいし、よく食べます!
不思議なんですけれど…松木先生のカウンセリングを受けてから、私自身にここ3、4年ずーっとあったアトピーが消えました。かゆくて、かゆくて、血が出るほどかきむしり、じゅくじゅくと赤くただれていたのに。
以前は太るとアトピーがひどくなるように思ってたんです。実際そうだったし。
けれど、今、体重が増えてもアトピーは出てきません。本当に不思議です。
そして、私自身がイヤなことがあっても、ヤケにならないで自分を保てるようになってきました。
子どものことで不安になるのもうーんと少なくなりました。
子どもが自分自身で自分の人生を何とかしようとガンバっているのを、以前より共感して見守れるようになりました。
子どものことを信頼できるようになってきたように思います。
それは、「自分をあんまり責めなくなったこと」「本当の本当はどうしたい?」「自分はどんな風に生きたい?」って考えるようになったからだと思います。
落ち込むことはあるけれど、根拠もないけれど、自分は何があっても『きっと大丈夫』って思えるのです。カウンセリングを受ける前は「自分は価値がない」という無価値感でいっぱいだったのに。
松木先生のカウンセリングで、私自身の育ちから癒して頂き、悩みの根源を紐解いて頂いたおかげです。
日々を過ごすコツや自分を生きるトレーニングの仕方を教わったおかげです。
先生のカウンセリングは、私にとっては漢方薬みたいです。ゆっくり、じんわり、優しく、柔らかく、変化してくる感じなのです。私には理屈はまだよくわからないけれど、先生に教わったことをトライ&エラーで実践していると、いつの間にか生きやすくなる感じなのです。いつの間にか幸せになる感じなのです。
セッションを通して
このセッションでは、子どものためにお母さん自身がセッションを受けてくださった例です。お母さんが自分の価値を認め、自分を許して受け入れていくことで、子どもの病気や体調がよくなることは非常に多いです。それだけ私たちは、周りの大切な存在からの影響を強く受けています。子どもにとって親はとても大切な存在であり、親にとって子どももまた大切な存在です。お互いに何か大切なことを学び合っている関係性ともいえます。このご感想をいただいてしばらくたってご連絡をいただいたのですが、その後、お子さんも勉強を進め、無事に有名大学に合格されたそうです。