人は、意識したことしか認識できず、認識したことしか信じていないのか?
例えば、この記事を見た今、足が床についていたことを認識していただろうか?
この質問によって、足が床に接していると初めて意識し、認識した人も多いのではないだろうか。
そして、足が床に接しているかを聞かれるだけだと、接しているか、接していないのか?だけに焦点が当たるため、それを聞かれると「足は接しています」と答える。
そして、足のどの辺が接しているのですか?というと、またその質問によって脳内が探索を始める。
このように自分に問いかけたり、他人に問いかけられたりする質問の言葉によって、人間が脳内でイメージされるものが変化する。
癌のステージが高くてもできること
別の例でいくと、誰かの意見に対して、「なぜ?なぜ?」と繰り返し聞いていくと、
その質問を投げかけられた脳は、追い詰められた感覚になり、自己否定的な思考にどんどんなっていく。
そして、「なぜ俺だけ癌になってしまったんだ?」と自分を責める質問を繰り返してしまうこと…
逆に、「それは何のためにやっているの?」「何を得たいの?」と聞いていくと、
「本当は俺はこれを望んでいたのか・・」「このためにやっていたんだ、何か楽しいぞ」という感覚になってくる。
「癌が私に何を教えてくれようとしてるんだろう・・」「私は何のためにわざわざ癌をやっているんだろう」
誰の責任でもなく、癌が悪いわけでもなく、自分の心の中に原因があったなということに気づいて
想いや行動や生き方を変えていくことが、癌をやめるために重要な鍵となることは多くの方にはまだ知られていない。
その脳にどのような質問をするかによって、思考パターンが変化し、知らない自分に気づき、自分の中にあるルールや制約・制限から解放され、自分の可能性を引き出し、最高の自分としての表現を始めたりもする。
そして、その言葉についた解釈が変化したり、世の中を見る視点や角度が変わり、現実で起きる出来事に対する反応や行動が変わり、また別の出来事を引き寄せたり、今までとは違う方々との出会いを引き起こしたりする。
脳は、想像や考えたことや体験の解釈によって、報酬系と苦痛系のどちらかが活性化する。
そのため、自分や他人が脳に対して、どんな言葉(問い)を投げかけるかによって、ストレスに感じたり、自信をつけたりする。
そして、そのストレスという言葉につけた意味づけによっても全く違う身体反応を無意識的に起こす。
ストレスという言葉の意味づけを悪いものとして扱う人が多いが、本当にそうだろうか?
スタンフォード大学が行った3万人対象の研究では、ストレスは体に悪いと考えている人は、死亡リスクが43%も高くなり、
ストレスはむしろあった方がいいと思っていると死亡リスクの上昇は全く見られないことがわかっている。
つまりは、ストレスが良い・悪いではなく、ストレスという言葉の背景にあるその意味に人は影響を受けているのである。
癌のステージなんて関係ない
これは、癌のステージでも、その他の病気でも、自分自身に対する意味においても同じである。
「癌のステージがこれくらいだから、死ぬかもしれない」という意味づけをすることもできれば、
「癌のステージなんて関係ない、これから本当の自分を生きる、やりたいことを徹底的にやる!」と考えるのとはでは、無意識が起こす身体反応は全く違う。
癌がどのようなステージであっても、そのガンが奇跡的に治癒する人がたくさんいるのは、ここに大きなヒントがある。
癌のステージが高くても、カウンセリングで癌をやめる人が続出しているのも、そこにも一つの大きな鍵があるからである。
ただ、「こう思いなさい!」と言っても、今までの常識や固定観念が邪魔したり、そう思えない原因が潜在意識に残っている場合は、思いたいのに思えないという状況を作り出したりしてしまうこともあるだろう。
そういう時は、何かの体験からよってその原因を解消しながら前に進んでいってもいいし、
カウンセリングによって、癌の根本原因を解消しながら本当の生きる目的に向かって進むこともできる。
どうやって、今の自分に起きている原因にアプローチして、本当の自分を取り戻すかは、いろんな選択肢があるし、それぞれのタイミングがあり、ズバっと解決していく人もスーッと解決していくこともできる。
表参道首藤クリニック付属統合医療研究所では、癌やアレルギーや認知症だけでなく、家族のアトピー、原因不明とされている症状や難病などあらゆる疾患を対象に、それをやめるためのカウンセリングを行っている。