宝は他人の思想でなく、自分の中にある

この記事を書いた人

執筆者:松木寛
セルフエンパワーメント・コーチ
統合医療カウンセラー
理学療法士・日本抗加齢医学会認定指導士・全米ヨガアライアンス養成学校講師

 

 
 
今やネットやSNSの普及により様々な情報が簡単に手に入る時代。
 
これまで常識とされてきたものが覆るほどの大きな情報も頻繁に流れてくる。
 

そこには、
 
「こういう食品は危ないよ!」
 
「こういう企業は最低だよ!」
 
「この世界は闇の組織に支配されているから、みんな気がついて!」
 
などの情報も多い。

 

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この情報のおかげで常識的な考え(集合的な意識)の枠が崩れてきており、以前より自由な社会に傾いてきている様子も見える。

 

一方で、この情報は、危険・不安・悪を定義付ける批判的エネルギーでもあることも忘れてはならない。

 

この食品が毒であるという知識だけが増え、その知識を守れていない自分を責めてしまって苦しんでいる人もいれば、

 

今までは何とも思わず食べていたものをある意味、一種の「毒」として認識しながら摂取しているという気持ちを植え付けている一面もある。

 

私も抗加齢医学会認定指導士でもあり、以前は体に良くない食品や製品(身の回りのもの)など徹底的に学んでいたことがあり、以前はその情報を周囲に熱く伝えていた。

 

しかし、その時の私は「正しさ」を伝えようとし、一方で逆のものに対しては「間違えであること」を押し付けていた。

 

そして、ある時、私の本当にしたかったことは恐怖を押し付けることではなく、安心と信頼をただ発信したかったことに気がついた。

 
 
 
そんなことに気がついたからこそ、今の自分のほうが何倍も心地よい。
 

 

それは自分に嘘がないからであり、より心の奥で求めていた自分だったからだ。

 

本当にしたいことが、「周囲の恐怖を煽りたい」、または「煽ることもひとつの手段として全く自分の中で問題視していない」なら、それもひとつの役割としてありだろう。

 

しかし、本当にしたいことではない表現をしているとしたら、自分の中に葛藤を生むことになる。(もちろん、その葛藤さえも本来の自分に気づくためのエネルギーとして後で変換されるが・・)

 

今一度、自分が何かを主張したい時、

 

「それ以外が間違えである!」のような批判的なエネルギーがないかを丁寧に見てもいい。

 

なぜなら、何かを批判した意見というものは、実はその批判した相手と同じ世界にいる(見えない部分で影響を受けている)(細かい説明はここでは省略)
 
先にも述べたように、不安を煽ったり、危険を伝えたりすることも世の中の常識を崩す役割としてのひとつの個性だとは思う。
 
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ただ、自分が本当に望んでいる世界は批判を続ける世界なのか

 

そして、世界で起きている戦争の根源は、「正しさの主張(間違いの批判)」だということを考えながら、

 

本当に自分がそういう意識でいたいのかを、もう一度考えてみてもいい。

 

そして、発信者側ではないあなた。

 

この世の中のあらゆる情報をキャッチしているのはあなた。

 

その情報の中から、何をどうキャッチするのか、何を信じるのかは、徹底的に自分で決められる。

 

有名な人が話すすごいと思う知識よりも、他人が表現する立派な思想よりも、そこから感じた自分の感覚こそが、自分にとってはかけがえのない大きな価値であることを忘れないでほしい。

この記事を書いた人

セルフエンパワーメント・コーチ 松木 寛(まつき・ひろし)
潜在意識を変化させ、問題の根本原因にアプローチをするセッションを行っています。
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