感じると考えるの違いを人生に活かす力

「あなたって、人の表面しか見てないよね!」
大好きな人にこんなこと言われたら、どうしますか?

僕は大学卒業後、あるソフト会社に勤めた。当時は、目の前のことに必死で、自分自身を見つめる時間さえなかった。でも、ある時、ふと自分自身を振り返った時、何の役にも立てていない自分を感じていることに気づいた。

会社の役にも立っていない自分を感じていたし、お客さんの役にも立っていない自分を感じていたし、才能を何も発揮できていない自分を感じていた。

でも、どこかで「こんな人生でいいのか?」「本当にこのまま生きていくのか?」そんな心の声がした。そこから、もがき、苦しみながら、やっと、理学療法士という自分にとってやりがいを感じられる仕事を見つけた。

そして、目の前の患者さんが少しでもよくなるために、必至に体や脳や運動のことを学んだ。それでも、どこかで「もっとできるだろ!!」と心の声が聞こえた。

そんな時、学生時代の友人に紹介され、マーケティングの学校に通ってみた。優秀な講師の先生達の使う言葉が、専門用語ばかりで何を喋っているのか全くわからなかった。でも、みんな、それを楽しそうに学んでいた。僕以外のみんなが輝いて見えたし、僕以外のみんなが共に向上できる仲間としてどんどん繋がっていくように見えた。

僕は、心の中で「ちっぽけな自分」「ダメな自分」「価値のない自分」そんな自分をたくさん感じ、とても苦しい時間だった。理学療法士として一生懸命勉強してきたことが社会に出ると何の価値もないような気がした。自分が自分で嫌になった。「自分がやってきたことは何だったんだ。」そうやって大切なことを受け取れない自分を体験していた。

そんな時に、追い打ちをかけるように、人生最悪な出来事が起きた。その体験は感じたこともない苦しみを僕に持ってきてくれた。「俺が何したっていうんだ!」「なんで俺ばかり苦しまなきゃいけないんだ!」悔しくて、悔しくて、たまらなかった。もう何のために生きているのか全くわからなくなった。これまでの自分がゼロになる気がした。しばらくそんな時間が続いた。

でも、ある患者さんとの出会いで、僕の中の何かのスイッチが入った。そして、そんなある日、普通の日常の中に、「それまでの人生史上最高」と思えるような幸せを体験した。「何でだ!」「何で、この状況からこんなに幸せを感じるんだ!」その幸せな体験は、本当にただの日常の一場面だった。

僕の中で何か大きな概念が崩れていった。そんな体験の中で、1つだけ見つけたものがある。それは、「幸せは状況が決めるのではなく、意識が決める」ということだった。言葉にすると簡単な表現になるが、意識と言ってもとても深い世界だった。

そこから気が狂ったように学んだ。そして、人の意識を作り出している思い込みを発見する心理技術も学んだ。その心理技術が僕の中で磨かれていった。実際に、個人セッションも始めた。すると、治らないとされた病気を自分でやめていく人も続出した。

「やっと掴んだ!これだ!」「これで人を幸せにできる!!」そう、思っていた。しかし、そんなある日、彼女が僕にこういった。

「ひろくんって、人の表面しか見てないよね・・」

「えーーーー!!!」その一言は僕の中で衝撃だった。でも、その言葉によって、僕の中では何かが動いていた。「必ず何か重要なことにつながるはずだ!」そう確信していた。そして、それを彼女にも伝えていた。

そして、ある時、「おーーーー!これだぁ!!」と閃き、全てが繋がった気がした。

「思い込みを扱っても難しい人がいたのは、これが理由だったんだ!!」「過去の記憶を書き換えても難しい人がいたのは、これが理由だったんだ!!」僕の中で、何かが繋がった。そして、その閃きを活用しながら、個人セッションでそれを実践してみた。すると、これまでとは全く違った形で、クライアントさんに変化が出はじめた。何か本質的なことが動きだした気がした。

「これは多くの人に確実に届けたい!」そう思った。でも、いきなり伝えても難しい。体系立ててお伝えすることで、本当の意味でそれが届けられる気がする。

そうやってできた講座が、「自分の幸せを深め、他人を幸せにする自分になる」講座だ。そこは、何を話してもいいし、何を質問してもいいという絶対的な安心感の中、仲間と一緒に、自分の本質的な幸せの形や自分自身の中に眠っている才能に気づいていく時間だ。

そして、それを大切な人や目の前の人の中から見出し、その感動を一緒に分かち合っていくための実践的なトレーニングもしていく。

僕たちは、知識を身につけることで、何かを見つけようとする。それも自分を大切なことを見つけるための素晴らしい1つの過程だ。でも、最終的には、あなたの中で感じたこともないような感覚を感じることで確信することになる。それには、「知識を覚えるだけではなく、大切なことを感じる場」それが大切だと僕は確信している。

「感じることを考えるんじゃない!」
「感じることを感じるんだ。」

そんな本質的なことを楽しく学べ、分かち合える仲間ができる講座に、少しでも興味があれば、下記のURLから詳細を見てもらえると嬉しい。https://selfpower.jp/?page_id=5120

 

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