コロナを乗り越えるために今意識するべき9つのこと

新型コロナウイルスが出現してきて僕たちの生活は一変しました。そして、生活だけでなく、精神面にもコロナ鬱と呼ばれるくらい大きな影響を及ぼしました。これからの未来を心配する声、命の危険を叫ぶ声、様々な声が聞こえてきます。
そして、さらにコロナの第二波がくると言われています。その時のためにも、僕たいはどのような心持ちで対応すればいいのか?そのヒントを心理カウンセラーの視点で下記にまとめてみます。

コロナ第一波で人類に起きた反応

ここでは、新型コロナウイルスの第一波で僕たち人類に起きた反応について挙げていきたいと思います。

①価値観の違う他人の選択を批判するようになった
(マスクしてない人、自粛してない人を批判など)
②無意識に人を警戒するようになった
(他人をウイルスのように警戒するなど)
③将来の不安を強く感じるようになった
(経済的、生命、他人に迷惑をかけるなどの不安)
④人とのつながりが乏しくなった
(同じ空間で対面で会うことがしにくくなった)
⑤自分(または家族)だけはという意識が強まった
(トイレットペーパーやマスクの買い占めなど)

※多くの人が不安や恐怖に基づいた行動や自分の信じている意見を正当化して他人を批判するような選択を無意識にする反応が起きた。

上記に挙げた反応について人の心理的反応の視点から捉えなおしてみると、それらの反応は、コロナが発生したから起こったのではないということだ。

コロナのせいでその感情がわいたのではない!?

 もともと、僕たちが意識しきれていない潜在意識(無意識層)の部分に存在していた「不安」や「恐怖」や他人と自分は違うという「分離意識」がコロナを通して、表面化(顕在化)したということだ。
 コロナのせいにしたい気持ちもわかるが、もしコロナという体験で、そのような反応をする自分がいたなら、コロナが発生する以前より、そのような一面が自分の中に存在していたことになる。それを認めることがまずはとても大切になる。そして、それを認めた上で、自分はある特定の情報(マスコミや特定の記事や動画コンテンツ)によって、ロボットのように反応してしまったことを本当の意味で自覚することが大切になる。
 もし、そのことを自覚できた人がいるなら、その人こそ次の扉(新たな自分への)をひらくのだと確信している。
 しかし、コロナ第一波で、たとえ自分がどんな前提で、どんな行動をしていたとしても自分を責める必要は一切ない。ただ改めて、自分の行動の奥の前提や行動のパターンを誠実に受け止め、自覚できれば、第二波がきたとしても、前回とは違った現実を創りだせる。
 それには、前回とは違った反応を僕たち人類は選択しなければならない。もう少し細かく解説すると、新しい意識で新しい行動をとらなけばならないということだ。

みんなが変われば現実は変わる。

この世界はひとつの世界ではなく、人の数だけ世界がある。その一人ひとりが何を信じてるのかによって人類の選択が変わる。つまり、現実を変える力は、一人ひとりの中にあるということだ。
 そして、その新しい意識に自分が移行するためには、新しい情報を得たり、新たな価値観に触れる機会が有効だ。とはいえ、古い価値観を脱ぎ捨てることに不安や恐怖を感じることもある。でも、それは恐怖そのものを自分と同一化してるからであって、本当の自分を体験させたくないエゴの働きにすぎない。それを見極めた上で、自分の信念や考えの外にでて、自分とは違った価値観の人の話に心をひらいて耳を傾けることが今求められている。人は意識が変われば、選択する行動も変わる。前回とは違った反応をして、現実を変える力が自分にもあることに気づいてほしい。

『自分だけは‥と考える意識』
『他人を正しさでコントロールしようとする意識』
『他者を批判して自分を正当化しようとする意識』
『他人とつながりを持ちたくない意識』

これらの意識は、僕たち人類が長い間、知らない間に握りしめてきた恐怖に基づいた偽の意識だ。その偽の意識に飲み込まれるのは、意識を思い込みによって支配されてるからだ。
 思い込みは、思い込みであって事実ではない。その事実ではない特定の情報に基づいた思い込みによって僕たちは無意識にプログラムのように反応する。それはもはや自分ではない情報に支配された偽りの自分にすぎない。
 自分の意識と思ってるその意識が偽りと知る時、本当の自分が顔を出す。本当の自分を知るには、ときには本気で自分と向き合うことが求められる。とはいえ、どんな自分にも変われることを信じられなければ本気もでない。だからこそ、まずは心をひらいて自分とは違う価値観の話に耳を傾けてほしいということ。ただ、僕を含めて誰かのいうことを信じてほしいわけではない。
 例えば、ノーベル賞をとった科学者がこのウイルスの分野で正確な情報を把握してるとも限らない。だから、人を盲目的に信じるのではなく、いつでも自分を信じてほしい。
 ただし、自分の考えを信じるのではなく自分の心を信じてほしい。(心とは何かという定義によっても違った意味に伝わるかもしれない)このことを文章ではなかなか伝えきれなくてもどかしい。それでも、今こそ、本当に意識するべきことを僕なりに下記にまとめてみる。

今こそ意識するべき9つのこと

①異なる価値観の奥には 実は共通の想いがあることを自覚する。
②『私』という小さな自分の意識を超えた わたしたちという枠組みの意識を思い出す
③他者を批判したくなったら、 ひとつの考えに支配されている自分が いるかもしれないことを認識する
④不調和に見える体験も大調和のための ひとつの経験に過ぎないことをわかっておく
⑤今こそ人との繋がりが大切なことを自覚する(つながりの形は自由)
⑥僕たちは、心の奥では同じものを求めてる仲間であることを自覚する。
(自分だけでは幸せになれない)
⑦人はいつからでも変われることを自覚する
(過去のその人を批判して苦しむのは自分であることに気づく)
⑧どんな行動をしてるかだけで人を判断できないことを知る
⑨自分の考えの外にある情報を盲目的に信じるのではなく、心の目を持って能動的に取りに行く

一言でいうと、恐怖や分離感は偽の感情であって、僕たちは今こそ心をひらいてひとつになれることを思い出せるということだ。このような難しい情勢の時こそ、自分だけという意識を超えて、みんなとの共通点や繋がれる点に意識を向けて、乗り越えていきたいと思う。

 

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