心のモヤ(違和感)の外し方|幸せを邪魔する原因

以前の私は、「あなたは幸せですか?」と聞かれると、「幸せだけど・・・」という感覚で、どこかで「もっと大きな幸せがあるのでは?」と思っていました。その頃のことを今思うと、心にモヤがひっかかっているような感覚だった気がします。

今回は、その心のモヤを外すには、どのようなことに気づき、どのようなステップを踏めばいいのか?ということについて、僕なりの体験で学んだことや気づきをまとめてみたいと思います。

心のモヤに気づく

僕たちは、自分で自分の”心のモヤ”に気づいていないことがあります。もしくは気づいているのに、気づいていないフリをしてしまうことがあります。

しかし、”心のモヤ”を外すためには、まず最初に今の自分の心には、何らかのモヤがかかっているという自覚からはじまります。もし、心のモヤがかかっているという実感がなければ、そのモヤを外すことがしにくくなります。心のモヤとは言葉にならない違和感があるということです。まずはそのことを認めるところが最初のステップになります。当時の僕も無意識に幸せと思わなければならないと思っていたりして、心にモヤがあることを自覚できないでいました。感じている幸せをこんなものだと決めつけ、幸せを感じなければならないという信念で自分の感じていることを尊重できない状況でした。しかし、一旦100%の幸せでないと感じていることも認めることができて、少し心が軽くなった覚えがあります。

心のモヤの外し方

ここでは、具体的な心のモヤの外し方についてお伝えしていきます。早速ですが、「心のモヤを外すにはどうしたらいいのか?」という問いの結論からお伝えさせていただきます。それは、モヤモヤしている言葉にできない感覚を言葉にするということです。言葉にならない感覚を自分にしっくりくる形で言語化できた時、僕たちの心が感覚が軽くなることを感じます。その自分の感覚がしっくりくる言語化になれてくると、その重たかった感覚が自分から離れていく瞬間も感じたりします。ここで少し具体的なお話をさせてください。僕の場合は、ある程度幸せなのに何かの違和感やモヤつきがあることを自覚しました。そして、そのモヤつきが何なのか?を自分の心の内面を探っていきました。そこで発見した感覚はこんな言語化で表現できました。それは、「これくらいの幸せで満足しないとダメだよ」という内なる声でした。本当はもっと純粋に望みをだしていいし、もっと自分に対して望んであげていいのに、これくらいで十分でしょと無意識のうちに決めつけていた自分に気がついたのです。これに気づいた瞬間、モヤが晴れて心がスーッと軽くなりました。

心のモヤを晴らした後にするべきこと

では、心のモヤが言語化されてスッキリしたところで、次に何をすればいいのでしょうか?正確にお伝えさせていただくと、心のモヤを完全に晴らすためにやるべきことと表現してもいいかもしれません。それは、新たな望みを明確にするということです。例えば、僕の例では「このくらいの幸せで満足しな!」と勝手に決めつけようとする自分に気づいたら、「今後はもっと純粋に自分のしたいこと・やりたいことに素直になってあげたいな」という新たな望みが明確になりました。自分が自分に対してしてあげたいことが明確になってからは、もっともっと正確に繊細に自分の心の声に耳を傾けてあげたくなりました。何をしたいかわからなければ、ゆっくりと待ってあげたくもなりました。ここですぐに「もうこれでよくない?」という声が心の中に現れるのを確認して、その声よりも本当の気持ちのほうに耳を傾けることを大切にしていきました。それをちょっと意識するだけで、日常で感じる感覚が軽やかになり、より高い視点から自分を見渡せる見通しの良い感じを経験できるようになりました。それだけで日常で内側からエネルギーが溢れ出る感覚を感じるようになり、よりいっそう大きな幸せを感じることも増えました。

幸せを邪魔しているものとは


もしかしたら、自分の幸せを邪魔しているものは自分でも知らないうちに身につけたひとつの思考パターンなのかもしれません。僕の場合はあまりにも長くその思考パターンと一緒にいたので、それが当たり前と思ってきました。でも、心の内面で感じる不調和に誠実に向き合うようになってから、微細な違和感が僕の中にたくさんあることに気が付くようになりました。その感覚に誠実に向き合っていると、自分で自分の首を閉めるかのように縛り付けていたことに気づいていきました。もちろん、今回ご紹介させていただいた内容以外にも、当たり前と信じていた信念が僕の幸せの邪魔をしていたことに気づいて愕然としたこともあります。自分の幸せの邪魔をしているのは自分と聞くと、自分を責めたくなる気持ちになる人もいます。もし、そんな人がいたら、こう考えてほしいと思います。それは自分が邪魔しているのなら、自分さえ変われば、すぐにでも幸せになれると。もし、あなたの幸せを誰かが邪魔しているなら、その誰かが変わらなければ幸せになれないことになります。しかし、自分で邪魔しているのなら、その邪魔している自分に気づいて、その邪魔を取り除き、むしろ自分で自分のことを応援してあげることが上手になってくると、今よりももっともっと幸せになれるということです。少なくても、僕はそのように考えることで自分の幸せ感覚を磨いてきました。この経験からの気づきや学びがあなたの何かの参考になれば幸いです。

 

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